たまにはプーマネタでもやりましょうか。

プーマは資料が少ない分、昔から未知の部分が多く、かなり難しいブランドです。その為、どんどん掘り下げていくとかなり面白いブランドだったりします。

プーマの旧モデルを語る上で、最も必要となってくるのがプーマ独、プーマ仏の資料です。それから次に、UK国内の資料とアメリカ国内の資料が重要となります。

UKではアルフレッド・リーダーやスラセンジャー、アメリカではベコンタがプーマの販売代理店だった時代があります。当時はこの代理店がカタログを発行していました。

その他に、日本国内の展開モデルを知る上では、日本のカタログも必要となってきます。また、ヨーロッパ諸外国のカタログなどもあれば良いですが、探すのがかなり難しいです。過去、ebayではコール・デュ・バイが発行したオランダ国内のプーマカタログ(1976年)が出てきましたが、あとにも先にもこの一冊以降全く見ていません。

資料が多いにことに越したことはありませんが、基本的にはおおよそこの四ヵ国に日本の資料があれば、ほとんどのプーマ製品を調べることができると思います。

プーマの面白さの一つに、プーマ独とプーマ仏のラインナップの比較が挙げられますが、プーマ仏については、コレクターやマニアでもほとんど触れられることはありません。

ここでは全てをお見せすることはできませんが、1970年代~1980年代のプーマ仏の資料を見れば、プーマ独とはラインナップが全く異なる為、また新たなプーマの魅力を発見できると思います。

2015年8月23日

トルション バーネス

スニーカーギャラリーに、トルション バーネスを追加しました。

このモデルは1993年にクッションコンセプトのランニングシューズとして登場しました。

海外ではカラーリングこそ異なりますが、このデザインのモデルは、トルション アドバンス C(TORSION ADVANCE C)というモデル名で発売されています。

日本国内に限っては"バーネス(BANES)"というネーミングが付けられていますが、このバーネスはシリーズ化され、何シーズンにも渡って発売されています。そして、このトルション バーネスが初代モデルに位置付けられています。

バーネスシリーズについて、海外のモデル名との対応表を下記にまとめておきます。


発売年 バーネスシリーズ
(BANES SERIES)
海外でのモデル名
1993年 トルション バーネス
(TORSION BANES)
トルション アドバンス C(2nd)
(TORSION ADVANCE C)
1994年 トルション バーネス EX
(TORSION BANES EX)
トルション アドバンス C(3rd)
(TORSION ADVANCE C)
1995年 トルション バーネス XT(1st)
(TORSION BANES XT)
アドバンスド
(ADVANCED)
1996年 トルション バーネス XT(2nd)
(TORSION BANES XT)
アドバンスド ST
(ADVANCED ST)
1996年 トルション バーネス FL
(TORSION BANES FL)
ファルコン(1st)
(FALCON)
1997年 トルション バーネス ドルフ
(TORSION BANES DORF)
ファルコン(2nd)
(FALCON/FALCON DORF)
1998年 トルション バーネス FL Ⅲ
(TORSION BANES FL Ⅲ)
ファルコン(3rd)
(FALCON)

簡単に言えば、カラーリングとモデル名を変更して、日本国内でシリーズ化したものです。

トルション バーネスはトルション アドバンス Cのセカンドモデルと同様のデザインです。ちなみにトルション アドバンス Cのファーストモデルは1992年の発売となります。

2015年8月16日

E.M. コンプ E.M. COMP

スニーカーギャラリーに、E.M. コンプを追加しました。

このモデルは、1970年代にエディ・メルクスのシグネチャーモデルとして発売されたサイクリングシューズを元に、ストリート向けにリデザインされたスニーカーです。

2002年に発売されて以降、国内未発売のカラーを合わせて計10色?ぐらいが展開されています。

モデル名の"E.M. COMP"は、"E.M."がエディ・メルクス(Eddy Merckx)のイニシャルで、"COMP"はコンペティション(Competition)を指しています。

エディ・メルクスとは1990年代初頭で契約が終了している為、モデル名にはエディ・メルクスの名を冠することができません。その代わり、モデル名にイニシャルが使われています。

アッパーのデザインは、エディメルクス コンペティション(AJ1121)ではなく、エディメルクス スーパー(AJ1028)で、アウトソールはストリート向けにフラットになっています。

本格的なサイクリングシューズではないですが、街乗り用に問題なく使用できると思います。あえて1970年代のレトロデザインも良いかもしれません。

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2015年8月 8日

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