モルテン(molten)

モルテンは、日本のゴム製品、スポーツ用品メーカーです。

1958年よりスポーツ事業に参入し、バスケットボール、バレーボール、ハンドボールなどの競技用ボールの製造・販売を開始しています。

1979年にアディダス仏と提携

モルテンは1979年にアディダス仏と提携し、サッカーボール「タンゴ」におけるライセンス契約を締結しています。

これをきっかけとして、アディダスのボール事業におけるライセンス契約を結び、現在も日本国内でアディダスブランドのボールを販売しています。

アディダスに技術供与

2006年 FIFAワールドカップ・ドイツ大会で使用された公式試合球"+チームガイスト"の開発にモルテンが関わっています。

"+チームガイスト"は糸を使わないシームレスのサッカーボールで、14枚のパネルから構成されます。このパネルを特殊な接着剤と熱で接合する技術をモルテンが提供しています。現在、発売されているアディダスのサッカーボールも、シームレスであれば、この技術が使われていると考えて良いと思います。

モルテンが白黒の亀甲型サッカーボールを発売(1966年)

モルテンは1966年に日本国内で初めてとなる白黒の亀甲型サッカーボールを発売します。この白黒の亀甲デザインは、後にサッカーボールの定番デザインとなりますが、日本国内においてはモルテンが普及させました。

ちなみにアディダスは1963年に白黒の亀甲型サッカーボール「テルスター」を発売し、世界に普及させました。